2008年07月14日
黒部ダムの麓~信濃大町の夏祭り~
梅雨明けが待ち遠しい今日この頃ですが、黒部ダムでは、毎日、毎秒10立方メートルの放水が続いています。そんな黒部ダムの麓、信濃大町では、7月28日、29日に若一王子神社の夏祭りが開催されます。
中でも見どころなのは、華麗で優美な全国一を誇る子供による流鏑馬です。

平安時代から戦国時代にかけて、この地を治めていた仁科氏によって、五穀豊穣の祈りとして続けられてきました。また、京の都との関わりが深かった仁科氏は、京都賀茂神社の流鏑馬に造詣が深く、これを支配地であり故郷でもある大町に伝えたとも言われています。
夏祭りでは、7月28日の夜の帳が落ちる午後7時頃から、六町の舞台(山車)が市内本通りにくりだし、宵祭りが始まり、本囃子を奉納します。提灯を灯した六町の舞台が曳き揃えられ、涼しい大町の夏の夜を彩ります。
そして、7月29日には、子供による流鏑馬が行われます。
十騎の流鏑馬が、「ハオ!ハオ!」と独特の掛け声とともに、信濃大町駅前、市内本通り、王子神社境内などで奉射します。勇壮な流鏑馬と違い、子供たちが優美な衣装で行う大町の流鏑馬では、朝早くから化粧などの準備をしてきた子供の射手が、祭りが進むにつれて、馬上でウトウトしてしまうなど、この祭りならではの和やかな光景も見られます。眠気とたたかいながら、がんばっている子供をみるとなんともいえない優しい気持ちになれますよ。

勇壮な黒部ダムの観光放水と和やかな信濃大町の流鏑馬祭りで、この夏の思い出を作ってみてはいかがでしょうか。
