大町だより

信濃大町の達人ブログ 大町・安曇野の旅(残雪の北アルプスを眺めながら)

雪形探訪、、、、、奥深き残雪の絵  

雪形といえば春の風物詩、、、田おこし田植えの4月から5月に見られるもの、と思いがちですが、6月に入ってから

見られる雪形もたくさんあります。  

意外なエピソードや、思わぬ形の変化、、、etc、雪形を追ってみると、その奥深さに気づきます。  

その前に、、、雪形を見たことのない人のために簡単にご説明します。

雪形とは、残雪や雪がとけた岩肌がつくる形を、昔の人が、人や動物、

農耕具などにたとえたもので、農事暦(農作業の目安)にしていたのもです。

爺ヶ岳や蝶ヶ岳、白馬岳など、雪形の名前がそのまま山の名になった例も

たくだんあります。  

そのひとつ、、、まずは爺ヶ岳の「種まき爺さん」ですが、、、、。


雪の白い蓑をまとった「南の種まき爺さん」  

種まき爺さんの雪形が現れることからその名がついた爺ヶ岳、、、実は、

2人の(3人という説も)爺さんが出現します。「南の種まき爺さん」が先に現れ、

あとから「北の種まき爺さん」が登場します。左上の写真中央部、

右側が「北の種まき爺さん」、左側が「南の種まき爺さん」です。  

先日、山に遅めの雪が降りました(5月25日頃)。

そのため、南の種まき爺さんが、雪の白い蓑をまとったようになりました。

このようなことは、年に一度もない(ひょっとしたら数年に一度しかない)

  くらいの珍しい姿です。降りしきる雪の中を歩いている爺さん、、、

  といったところでしょうか。

  (左の写真、右が雪をかぶった爺さん、左がいつもの爺さん)






鍬をかつぐ「北の種まき爺さん」
 

一方、「北の種まき爺さん」は、南の爺さんより形は小さいながらも美しい姿を

しています。そして、注目すべきは、最後の最後に鍬をかつぐということです。

右の写真のかついでいる鍬がおわかりでしょうか、、、? 

鍬の柄と鍬の刃の部分が現れています。




お坊さんが「万能鍬」に変身!
 

常念岳に常念坊の雪形が現れることは、わりと知られています

が、5月下旬から6月上旬には常念坊の姿は見えなくなり、

それにかわって3本の歯を持つ鍬の雪形が現れます。

万能(まんのう)とか万能鍬(まんのうぐわ)と呼ばれる鍬で、

備中鍬などとともに現在にも伝わる農耕具です。

(今は「ばんのうぐわ」という呼び方もされています)  

「常念坊」は、雪のとけた黒い部分が形をつくるネガ型の雪形、

「万能鍬」は、残雪の白い部分が形をつくるポジ型の雪形です。









美しく舞う白い「蝶」
 

蝶の雪形が現れることからその名がついた蝶ヶ岳ですが、数ある雪形の中でも、

美しさ、優雅さという点でいえば、トップクラスといっても文句ないのが、この蝶の

雪形だと思います。まるで蝶ヶ岳の稜線から今にも飛び立とうとしている白い蝶の

姿は、大方の雪形がすでに見えなくなった中で、満を持して現れた雪形の女王の

ような華麗さで私たちの目を楽しませてくれます。





幻の雪形、、、、、「仔犬」
 

見つけるのが難しい雪形もいくつかありますが、この「仔犬」は、その筆頭! 

それは、見ることのできる場所が限られているためです。

この「仔犬」を見ることができるのは、池田町と安曇野市明科の境あたり、、、

時期は通常、6月中旬頃ですが、今年は全体に遅れ気味なので、

6月下旬頃でも充分見ることができると思います。ぜひ、幻の雪形「仔犬」

探しをしてみませんか?  
 

6月の雪形は、このように特徴あるものや、見つけただけでうれしくなるようなものが多く、

梅雨の晴れ間に北アルプスが顔を出すのがよりいっそう待ち遠しくなります。

信州の山々から雪形が消える頃、いよいよ信州にも本格的な夏が訪れることでしょう。

(以上、雪形の写真は、昨年以前のものも含まれています。また、一部トリミング加工しています)


松崎あやめ園
ウォーキングコース
 

信濃大町駅の東側、

農具川沿いにアヤメや

ツツジの花が咲く散策路

があります。

町の中なのにのどかな

雰囲気で、田園や

北アルプスも眺めながら

のアップダウンも少ないおすすめのウォーキングコースです。


川沿いに咲く一面のアヤメ  

農具川沿いに約1万株(開花数は、なんと100万輪!!)のアヤメ

(シベリアアイリス)が、青紫色をした花を一面に咲かせています。大町の気候に

マッチしてこの美しい色合いになっているそうです。隣に植えられたオレンジや

黄色、ピンク、白など色とりどりのツツジとのコントラストが大町の初夏を彩る

風物詩として知られるようになり、訪れる人も増えてきました。農具川は、

木崎湖から流れ出す唯一の川です。清い水の流れに沿って川沿いを歩くと、

懐かしい昔のままの景観がそこかしこに残っており、花とともに心を和ませて

くれます。  

アヤメとツツジの咲き誇るこの景観は、「農具川環境美化委員会」の方たちが、

2001年から手がけてこられた努力の成果であることを知りました。

事務局長のIさんにお話を伺う機会がありましたが、10年間ずくを惜しまず

ボランティアで続けて来られた会員の皆さんの地道な作業(植栽、草刈り、

川の清掃)の積み重ねがあったから、このような美しい花名所になったのだ

ということがわかりました。市や財団からもその頑張りを評価され補助が出たり、

大町一中の3年生も共感し毎年川へ入って清掃作業を行うなど、たくさんの

市民の協力によって支えられていたのです。今年は気候の影響でやや遅めの

開花となり、まだまだ美しい花が楽しめますので、ぜひお出かけください。  

今、Iさんたちは、美しく咲くアヤメとツツジの花びらが散る前

に有効活用する方法として有志で

「信濃大町花染め(草木染め)研究会」を設立し、

“花染め”による大町の新たな特産品の開拓を

進めています。

 

今年中にはアヤメの鮮やかな色が生かされた製品にお目にかかれるかもしれません。

お楽しみに!



「てるてる坊主アート展」のお知らせ  

今年は、例年になく早い梅雨入りでしたね。雨が続くこの時期は、てるてる坊主を作りませんか?  

てるてる坊主のふるさと池田町では、8月25日~28日に今年で5回目となる

「てるてる坊主アート展」を開催予定!今年もその作品の募集が始まりました。

童謡「てるてる坊主」を作詞した浅原六朗の出身地であることから、

毎年全国から手作りのてるてる坊主作品を募集し、あづみ野池田クラフトパーク

(←もちろん野外です)に飾るという壮大なイベントは、心が和むと人気です。

応募も増え、昨年の第4回には全国から601作品が寄せられたとか。

見るだけでも十分楽しいですが参加するともっと楽しいかも?今年は新たに、

詩、歌、絵手紙、イラストなどの「造書部門」が始まり、自分の得意な分野で

チャレンジすることができそうです。審査もあり、優秀な作品には賞品や賞金も!

詳しくは応募要項をご覧ください→ http://ikeda.naganoblog.jp/e752317.html

(写真は、これまでの「てるてる坊主アート展」)  

雨が降り続いたかと思ったら、梅雨の晴れ間の真夏のような暑さがやって来たり、この時期は

寒暖の差が大きく着るものの調節も難しいですね。でも、雨の中に咲く植物のしっとりした美しさ

や雨がやんだ後の緑の輝き、空のまぶしさなど、この時期ならではの思いがけない発見も

いろいろ。ウグイスのホーホケキョと蝉時雨の競演(笑)も今の季節だけ。夏がやってくる前の

初夏の季節感を楽しみながら、快適に毎日を過ごせますように・・・。
 



(画像の二次使用はご遠慮願います。)



 

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