大町だより

仁科神明宮と社の文化財見学ツアー

3月15日は国宝仁科神明宮にて「古式作始めの神事」が奉納される祈年祭の日です。
その年の作柄の豊凶を占う神事として行われています。

仁科神明宮祈年祭に合わせて、NPO法人ぐるったネットワーク大町主催の
「仁科神明宮と社の文化財見学ツアー」が開催されました。
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大町市の社公民館をスタート仁科神明宮までの塩の道を歩きます。
お天気に恵まれ北アルプスの山々がきれいに見えます。
「3つのとんがりが爺ヶ岳で、2つのが鹿島槍ケ岳...」

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左の道を行きますよ~緩やかなのぼりをポカポカした日差しの下
歩き続けます。



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まずは...
仁科王(ニシナオウ)がこの神社の御祭神となる妹耶姫(イモヤヒメ)を
見初め愛を囁いたという神社。
佐々屋幾神社と書いて、ささやきじんじゃと読みます。ロマンチックですね~


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つぎは...
盛蓮寺、文明2年(1470年)に建てられた室町時代の特徴を持つ観音堂。
国の重要文化財です。
元市教育長の荒井和比古先生の説明に耳を傾ける参加者の皆さん。
「この柱は、エンタシスで...」
学生時代以来の、エンタシス...



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仁科神明宮の地元である宮本公民館にて
語り部の会の方に民話を語ってもらう「むか~し、むか~し...」
日照りの年お宮の唐猫さんを高瀬川に浸けて雨乞いをしたお話に聞き入る。

ランチには、仁科神明宮でお祓いをしていただきましたお米を、炊いたご飯
と豚汁お漬物をいただきました。
YAMANBAガールズ(北アルプス国際芸術祭のときにできた食でアート表現するグループ)
と地元の女衆の心ずくし。おいしゅうございました。おかわり~~

IMG_0197.jpgいよいよ国宝仁科神明宮へ

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宝物殿の27枚の棟札とセットで社殿は国宝となったそうです。





仁科神明宮が国宝たる所以、建築様式などを説明していただきました。

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「古式作始め神事」が始まりました。
氏子の方たちが白装束で田人(たうど)の役をつとめます。
鍬初めから苗代づくり・種まき・鳥追いまでの模倣が神楽殿内の一坪ほどの広さに
仕切った中で行われます。終盤近くには宮司が作物の豊凶を占いを行います。
今年の占いの結果は、早生が8・中生が8・晩生が9、だそうです。

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歌上げ(上の写真)を行ったあと、この方を他の白装束の氏子さんがわーっとでてきて
この後胴上げします。(なんだか、やった~!という気持ちになりました)
その後縁起物を配る、茅投げを行った後に神事は終了です。
           
IMG_0247.jpgIMG_0246.jpg 茅、虫よけ、モグラ除けの3つのお守りをいただきました。



とても感動したので長くなっちゃいました。仁科神明宮での祈年祭は毎年3月15日に行われます。
とてもめずらしい神事、ぜひ大勢の皆さまに見て頂けたらと思います。

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